『投資家みたいに生きろ』(藤野英人著)とNeoleadershipとの共通点とは-前編-
教訓 共通点はよりよい未来を創ること
こんにちは、Viviです。
皆さんは「ひふみ投信」という商品をご存知でしょうか。
着実な運用実績で有名な商品ですが、その投資信託を運用している運用会社「レオスキャピタル」のファンドマネージャーの藤野英人さんの書いた著書
『投資家みたいに生きろ』と権限によらないリーダーシップとの共通点を見つけてみました。
内容の構成はいたってシンプルで、
「投資家みたいに生き」るための
思考パターン2つと習慣2つの全4つが紹介されています。
そのうち、「思考パターン」の1つめの
・「投資家の考え方」
についてNeoleadershipとどこが共通するのか?について注目してみました。
このパートでは「投資家の考え方」について
5つの投資の要素と3つのリターンとして紹介しています。
【投資の要素】
- 主体性 「やりたいこと」を言ってみる、やってみる
- 時間 平等に与えられたもの 効率性より「時間が経つほど価値が上がるものに投資する」
- お金 消費=他者への応援と考える
- 決断 決断することは前に進むこと。好き嫌いを大切に
- 運 視野が広く、チャンスを見つけることができる
このうち特にNeoleadershipと以下の共通点を見つけました。
1.主体性
Neoleadershipの3つの要素の中に「率先垂範」があります。
やった方がいいだろうなと思ったことをまずは自分から
やってみる
自分の思いを外に出してみる、
誰かに伝えてみる
ということはNeoleadershipと共通するところです。
2.時間
ここでNeoleadershipと共通するのは
「平等に与えられたもの」というキーワード。
Neoleadershipの世界では、権限がある人もない人も同じ立場です。
また、文中に出てくる
未来を想像しながらそこを目指して「主体的に時間を投資する」という意識は
やはりNeoleadershipの最低3要素の1つ「目標共有」につながりますね。
3.お金
これはなかなか難しい。そこでお金を私たちが持っているエネルギーと考えてみます。
藤野さんはお金に力をこめて自覚を持って使うこと、そして
「消費=応援」と意識して使うことをすすめています。
Neoleadershipの最小3要素に「相互支援」があります。
自分の持つスキルやエネルギーを他者の支援のために使うことはここでも共通します。
4.決断
文中に
「あれもこれもやりたくて迷っているうちは、何もしていない状態」
という表現が出てきます。
Neoleadershipでも「率先垂範」
行動してみて、そこから学んだことをまた次の行動に生かすという
まさに経験学習サイクルを回すためにも決断することはNeoleadershipにも必要と言えます。
5.運
この項目で共通点を探すのはなかなか難しいです。
文中に
(うまくいっているときは、すべてが自分の実力なのではなく、さまざまな要素が絡み合っていることがほとんどです。)
その状況を客観視できていると、おのずと「運が良い」という言葉が口をついて出てくるのです。
共通点がありました!
Neoleadershipは、それぞれが持っている力を寄せ集めて、周りの人を巻き込みながら未来を創っていくマインドとスキルです。
そのためには1人ひとりが謙虚になって、時に客観的な視点から自分をとらえることが必要になります。
謙虚さと客観的視点という共通点を見つけました。
前編では、『投資家みたいに生きろ』の中の「投資家の考え方」について
5つの投資の要素にスポットをあてて、それとNeoleadershipの共通点について書いてみました。
後編は3つのリターンを取り上げます。