本当に文章を書くのがラクになるのか? —上阪さんの話を聞いて実践してみたこと
教訓 メモを取る
こんにちは、Viviです。
皆さんは上阪徹さんのことを御存じですか?
知る人ぞ知るブックライターの第一人者です。
上阪徹の"ブックライター"式ワークスタイル~仕事場編~デスクも画面も大きいほうがいい(上阪 徹) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
ブックライターというのは、もちろん自分の本を書くのですが、それだけではなく、例えば経営者やスポーツ選手、タレントなどの本を、著者に代行して原稿にしていく仕事も担います。もちろん勝手に話を創作するのではなく、著者に長時間取材をして、それを構成して文章に書き起こすというものです。
私もつい最近まで知らなかったのですが、先日、こちらのウェビナーに参加しまして、
面白いお話が聞けのでシェアしたいと思いました。
0.動画で話していたこと
・文章はファクト、数字、エピソードで書く
例えば、心地よい風が吹いている
→コンビニのノボリがちょうど字が読める程度にはためくくらいの風が吹いている
というような感じでしょうか。
・常にメモを取る
ファクト、数字、エピソードは観察が必要で、かつ短期間で記憶がなくなってしまいます。これはいつもメモしておくしかありません。
・どんなエピソードがこの世に残るか、を考えながらメモする
ファクト、数字、エピソードはなるべくたくさんの人が理解しやすいものがいいはずです。それを頭に入れておく、ということでしょうか。
・形容詞は文章をダメにする
人の感じ方は人それぞれ。ほっぺたが落ちるほど美味しい、と思った料理も他の人にとっては大したことはないかもしれません。
その形容詞の代わりにファクト、数字、エピソードで伝えるとより読み手は理解が進みます。
そして誰かにインタビューをするときは、
・メモを取るのは相手に対するリスペクトの気持ち
メモを取ることでこの人は私の話を聞いてくれてるのだな、という気持ちになってくれます。
ただ、メモを取るのを嫌がる人もいます。
一言「メモを取ってもいいですか?」と添えましょう。
・数字に関する質問は回答しやすい
初対面や明らかに立場の違う方と会話するときは話しかけてにくい。
そんなときは答えを見つけやすい
「数字で答えられる」→今朝は何時に起きましたか?
「数字が入っている質問」→今月は先月より、なぜ交通費の請求が少ないのですか?
などの数字が絡む質問から始めると会話のキャッチボールがうまく進みます。
・しゃべり倒す相手の話に割込むときには、話している相手の目の前にそろりそろりと手を挙げてみる
しゃべり続ける相手との会話もなかなか成立しにくいです。わき目も振らずに話し続けける相手には会話をしている途中でそろりそろりと自分の胸の前に手を挙げると、相手は話を止めます。
【LINEやメールなどのメッセージを送るとき】
・まずは「ありがとう」で文章を始めると、自分の心も相手の心も落ち着く
【文章を書くときの心構え】
・気に入った文章は型をマネするためにストックしておく
・答えは1つではない世界で自分としての唯一の正解を見つける
1.できなそうなこと
このうちできそうなことは、この4つ!
- 常にメモを取る
- まずは「ありがとう」で文章を始める
- 文章はファクト、数字、エピソードで書く
- 形容詞は使わない
2.やってみて
一番簡単だったのはメールに「ありがとうございます。」を文頭につけたことです。
返信をありがとう
お問い合わせありがとう
ご意見ありがとう
返信を待ってくれてありがとう
お知らせいただきありがとう・・・
これは、簡単でとてもパワフルでした。
実際、電話で他の課の人に資料提供の依頼をした際、そのときは不機嫌な応答でしたが、メール送付されてきた際「ご連絡ありがとう」がを添えられており、それだけで電話でのやり取りの不快感はなくなりました。
次にやったことは話し続ける人に向かってそろそろと手を挙げること。
これも自然に相手の話が終わり、かなり有効でした。
3.感想
空気を吸って吐くように文章が書けたらいいのにな、と思って上阪さんの話を聞いてできることを実践してみました。
メモを取りまくって文章を書くまでに至ってはいませんが、いつでも思いついたことをメモできるような仕組みを作って実践してみています。
このまま、文章を書くのがラクになってさらに楽しくなったら嬉しいです。