こけちゃいました。―私の肩腱板断裂治療記録(上)
教訓 「黄色信号は止まって次を待て」の合図
こんにちは、Viviです。今回は、お題のとおり、路上でこけて「左肩腱板断裂(ひだりかたけんばんだんれつ)」となってしまい、それをとおして体験したこと、考えたことを書きたいと思います。
0.事件発生
2月の始めの月曜日のことです。その前週末に担当している業務で顧客向けの大きなイベントが終わったこともあり、ホッとしていたのかもしれません。
その日は子供の友達が自宅に遊びに来ていたこともあり 「早く帰らねば。」と気が急いでいました。職場を出て公道に出たところで、小走りだった私に突然の衝撃が。気がついたら空中を飛んでいました。
その直後地面に滑り込み両手のひらをすりむき左肩を強打しお気に入りのコートも胸の部分が擦り切れていました。
その時はアドレナリンが出ているせいか、痛みも感じることなく帰宅を急ぎましたが、落ち着いてみると鼻の横もすりむき、両手のひらも真っ赤になって血が滲んでおり、何より強く打った左肩が痛くて腕が上がらずに大変でした。
1.整骨院から病院へ再来院
転倒した翌日に整形外科にてX線を撮ってもらいましたが、骨には異常なく、打撲ということでした。仕事も忙しくなってきたので近くの整骨院で治療を続けていましたが、保険適用が切れる3ヵ月が過ぎても痛みが取れません。
と言っても、大抵の日常生活はできていたことと、コロナ感染が市中感染中だったことで再診がずるずると遅くなり、コロナの第一波が収まった6月初めに整形外科を再来し、再検査してもらい、MRIの結果、肩の内側の小さな筋肉と骨をつないでいる腱板が断裂していることが判明しました。そして治癒のためには手術しかない!という結論になりました。
2.病院探し
次は手術をどこでするか、です。この断裂を治す手術は内視鏡を使った手術が主流とのこと。どこの病院でもできるわけではなさそうです。
近所の整形外科から紹介してもらった専門医がたまたま近くの総合病院で執刀していることが分りましたが、それでも術後は一定期間のリハビリが必要で左手全体が不自由な期間もありそうです。
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3.サウルの回心
唐突ですが、新約聖書の話に「サウルの回心」という話があります。
サウルという極悪人が出てきます。サウルはイエスの弟子たちを迫害しまくるのですが、ある時、突然雷に打たれて倒れる、という事件が起き、そこでイエスが現れて回心し、「パウロ」と名を変え、イエスの伝道を広める有力な人物に転向する、という話です。
私にとってのこの転倒は、まさにサウルが雷に打たれた衝撃なのではないか、というくらいのできごとでした。
4.何を回心する?
とは言え、私が極悪人だったわけでもなく、回心すると言っても伝道の道に入るというわけではないのですが、改めてこうやって文字にして心の中を整理してみて、
黄色の信号、走って渡れの時代から
黄色は止まって次を待ての時代に移り変わったのだな、と実感しました。
目の前のハードルを飛ぶことだけに24h 365日戦ってきたような気がしています。
今回の転倒事件を通して今後は、周りの景色を観察する余裕を持ち、必要なものを選択しながら日々を暮らしていくということにだんだんとシフトチェンジしていくということを教えてもらった気がします。
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