毀誉褒貶(きよほうへん)という言葉の意味
教訓 自分自身の毀誉褒貶に囚われない
こんにちは、Viviです。
今回は、今、私の中で今年一番のヒットになっている
毀誉褒貶(きよほうへん)
という言葉について書いてみたいと思います。
1.毀誉褒貶とは?
ほめたりけなしたりする世間の評判のこと。また世間の評判が様々であることのたとえ。
「毀」は、そしる。「貶」は、けなす。「誉」も「褒」も、ほめる。
― 学研 四字熟語辞典より ―
つまり簡単に言うと周りの評判ですね。良いことも、悪いこともです。
2.もともとの意味は?
四字熟語の語源は、使われている漢字にあります。
「毀誉(きよ)」と「褒貶(ほうへん)」の2つの言葉が2つくっついたようです。
「毀誉(きよ)」の「毀」は「そしる」という古語ということで、「人を悪く言う。非難する」。ということでこちらは「悪口と称賛」です。
そして「褒貶」の「褒(ほ)」は「ほめる」こと。「貶(へん)」は「おとしめる」ということで「おとったものとみなす」ことで、こちらの二文字で「褒めたりけなしたりすること」を意味しています。
この似た2つの熟語がくっついて四字熟語になったようです。
3.どんなときに使うの?
この四字熟語がなぜ、ヒットしているのか?
それは、今学んでいる「オンラインファシリテーショントレーニング」が発端です。この中で、
「ファシリテーターは、そのファシリテートしている場がうまくファシリテートできたとしても、できなかったとしてもその成果はファシリテータ―のものではない。
ファシリテータ―は自分自身の毀誉褒貶に囚われないようにすることが大事です。」
という話です。
私たちはいろいろな場面において、ものごとの帰結が自分自身の能力の結果である、と解釈し、落ち込んだり、不安になったり、自慢したくなったりしますが、そもそもそれが間違いであり、ファシリテータ―としてどんな仕事にも手を抜かずに最大限の努力をすることはするのですが、その成果は必ずしも思い描いたものではないかもしれない。
その結果に一喜一憂するよりも、その結果を受け入れて、そしてそこから、求む成果に向けてまた、行動を起こしていく、、、。
私が私自身の人生のファシリテーターとして、そんな気持ちで毎日を過ごしていけるといいなぁ、と思っています。