オンライン読書会に参加しました ―テーマは「豊かさ」―
教訓 My Discoverry Your Discoverry Our Discoverryで深く遠くまで思考を巡らせる
こんにちは、Viviです。
コロナ対応で2月の終わりから忙しかった業務も、ここでようやく一息付くことができつつある今日この頃です。
巷ではいろいろなことがリアルな場からオンラインに移動していますよね。
私も流行に乗り遅れることなく(笑)参加してみました。
参加したのはこちら。
今回の読書会のテーマは「豊かさ」でした。
このテーマから自分が思う一冊を持ち寄ってその本のについて熱く語ります。ブックトークの雰囲気です。
今回の参加者は全員で8人。
まずはMy Discovery。
参加者全員で自己紹介と自分の選んだ本を紹介しました。
本の紹介は
・なんでこの本なのか。テーマとの関係性について
・ 今、「豊かさ」についてどんなことを考えているのか
などを絡めながら話しました。
私が選んだのはこの本
知る人ぞ知る経済学者の大御所です。
「社会的共通資本」をキーワードにして、暴走する市場原理主義につねに疑問を投げかけて「お金」ではない人間らしい豊かさを私たちは享受できるはずということを、まさに日々の行動で示された行動する研究者です。
たまたま20年前にお仕事でご一緒させていただくことがありました。
180cm以上ある長身とこのあごひげが非常に印象的でビールが大好きな方でした。弱い人の立場に立ってその人たちの思いを代弁することを進んでする方でした。
20年以上前のその時はスケールが大きい学者さんだなぁ、としか思っていませんでしたが、10年ほど前に著書をたまたま手に取って書いてある内容の斬新さに感動してお手紙を送ったところ返信をいただき近著も送っていただいた思い出があります。
ちなみに参加者の皆さんが選んだのはこちらです。
- フィンランド公共図書館 躍進の秘密 | 新評論
- 未来食堂ができるまで | 小学館
- 共感資本社会を生きる | 書籍 | ダイヤモンド社
- チャリング・クロス街84番地|文庫|中央公論新社
- 在野研究ビギナーズ - 株式会社 明石書店
- マネジメント[上] | 書籍 | ダイヤモンド社
誌面の関係で内容まで紹介できないのは残念ですが、題名からだけでも実に多種多様。いろいろなジャンルに渡っていて、「豊かさ」について、実に多様性のある話が聞けました。
その後、全員が紹介し終えたら2グループに分かれます。
オンライン会議でグループに分かれることもできるのもすばらしい仕組みです。
グループでは、先ほどの参加者のブックトークをベースにしてさらに、思っていることや気づいたことなどを共有していきます。
その際「思ったこと、気づいたこと」が散漫な内容にならないように「マンダラート」を用いながら進められました。フレームを用いることでより深い内容の対話ができる、ということですね。
今回は、「Before コロナ」、「Afterコロナ」の2つのマンダラートを使って、これらの空欄を埋めていきながらグループで対話を行いました。
できたマンダラートはこちらです。
いろいろと前後左右の全方位に話が広がるので、自分では到底到達できない時ころまで思考が広がりまた、深まります。まさに
Your Discovery の視点です。
脳みそが喜んでるいるのをビンビン感じます。
あんな視点、こんな視点、正解も不正解もなく、集まったみんなで「はぁーほぉーと面白がる時間、なんとも言えない幸福感です。
最後は全員で各グループの話がどんなのだったのか共有して締めくくりました
最後は全体会に戻ってOur Discovery 。
脱線しまくったことを発表するチームもあれば、気になったことを掘り下げるチームもあったり、一応、お題もありますが、脇道、寄り道、大歓迎な場です。
今回参加して心に残ったことは、
「利他主義とは最も合理的な自己中心的な行動」というジャックアタリさんの言葉を知れたことです。
自分ができることで利他のために行動することによって自分の生活や幸福が生まれる、という未来がAfter コロナの世界、というのはとても印象深いこととなりました。
今回は「豊かさ」がテーマでしたが、この読書会こそが豊かなひとときでした。
オンライン読書会は今後も月一回のペースで開催されるようです。
興味がある方、ぜひご一緒しましょう。