めざせ、Neoleaderエヴァンジェリスト

      「権限によらないリーダーシップ」は全ての人のもの。その素晴らしさが一人でも多くの人に伝わるといいと思います。

自分が変化するために(下)ー私の「免疫マップ」作り実践

 教訓 JUST DO IT

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こんにちは、Viviです。
前回に引き続き「免疫マップ」のお話です。
『なぜ人と組織は変われないのか』

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践


こちらの本のメインテーマになっている「免疫マップ」について書いたブログはこちらです。

neoleader.hatenablog.com

 簡単に説明すると
「本書で提示される「免疫マップ」とは、「変わりたくても変われない」という心理的なジレンマの深層を掘り起し、変化に対して自分を守ろうとしているメカニズムを解き明かす手法」

とあります。
そして、その免疫マップは以下の4つのステップに分かれています。
1.改善目標
これは文字どおり自分が「どうなりたいか?」です。言わば、どう変化したいか、です。
本当に実現したい自己変革、最も改善するべき点とも言えます。
2.阻害行動
続いて、1の改善目標を妨げている実際の行動が何なのか、を考えます。
実現したい自己変革を成し遂げることを妨げている「免疫システム」の作用をあぶり出します。
3.裏の目標
さらに自分を深堀りします。
2の阻害行動することによって自分自身が得ていることメリットは何なのか、を考えます。
自分なりの「恐怖」や「避けたいこと」から自分自身を守っているシステムの機能が見えてきます。
4.強力な固定観念
まだまだ深堀りが続きます。3で出てきた「裏の目標」は何のためなのか、を考えます。
変わろうとしている自分を押しとどめているシステムとその変化に対する「不安」に対する自己防衛システムの背景にある思考様式を探し出します。


このように4つステップで浮かび上がった隠れていた「強力な固定観念」が現れてきたら、その固定観念自体を疑い、そこから自分を開放するように行動してみると目標が達成される、というシステムなんだ、ということが書かれています。

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私の免疫マップを書いてみた

今回は私の免疫マップを書いてみました。
私の場合、今、いちばんの変えたいと思っているところは

 

「公私ともにいろいろなところからやってくるお願いごとに対してついつい解決できそうな気がして、その場で気軽に引き受けてしまう」こと

なんです。そして引き受けたものの、他人の力を借りることもなかなか苦手なので、結果として不十分な品質になってしまいます。
その結果、その不十分な品質に対して中途半端な自分にがっかりしてしまうことが多く、これを何とかしたい!と思っています。
そこで、それを改善目標にあげてみました。


1.改善目標
まずは先述の「いちばん変えたいとところ」を少し整理して分かりやすくします。
私の場合は、
「物事に反応的・反射的に対応するのではなく、一手先を『考えて』から発言や行動したい。」
となります。


2.阻害行動
続いて、1の改善目標をじゃましている実際の行動を考えてみます。
私の場合は、
・次こそ考えてから行動しよう、と思うのに、次の瞬間には忘れて反応的・反射的な対応を取ってしまう
・相手の言葉や行動に対して、表面だけの浅い理解で反応してしまい、それらの裏にある言葉以外のメッセージを読んでいない
・すぐに答えを出さないといけない、と思っている
と見立てました。


3.裏の目標
さらになぜ、2の阻害行動を私は取ってしまうのか、その隠れた目標は何かを掘り下げます。
私の場合は、
・相手の期待を裏切らないことで、好印象を持たれること
・その場の空気が悪くならない
こんなところでしょうか。


4.強力な固定観念
最後は「3.裏の目標」は何のためなのかを考えます。どのような思い込みを私は持っているのでしょうか。
・相手に受容してもらうためには、私が一方的に折れればいい
・この場を穏便に済ませるためには取りあえず、私がここで条件を飲めばいい
という観念があぶり出されました。
それは一言でいうと
「その瞬間が穏便であればいい」ということだけにフォーカスしていることですね。

強力な固定観念をどう動かすか

それでは強力な固定観念を動かすためにどうしたらいいのでしょうか。
私の場合、フォーカスするゴールの時間軸が間違っているということに気が付きました。
あくまでもゴールは交渉の瞬間でなく、引き受けた後の成果が出た時、
どういう状態なのが望ましいのか、そこにフォーカスすることが重要なのではないか?と仮定を立ててみました。

実行してみる

とはいえ、最後はやってみないと分かりません。
と言うことで、これからは

フォーカスする時間軸を少し未来に移して話す、行動することをやってみたいと思います。