めざせ、Neoleaderエヴァンジェリスト

      「権限によらないリーダーシップ」は全ての人のもの。その素晴らしさが一人でも多くの人に伝わるといいと思います。

朝から部下にイラッとしたこと -リーダーシップの観点から考えてみる

教訓 超一流と修行中の大きな違いはいかにバルコニーに瞬間移動できるか

f:id:neoleader:20191104055525j:plain


こんにちは、Viviです。
今回は先日起きた、私の失敗談をNeo leadarship的観点から振り返りたいと思います。
具体的には、ORID(オリッド)という振り返りのフレームを用いて振り返りたいと思います。
※ORIDとは?

発生した事件(Objective question 何に注目したか?)

年上の責任感の強めの部下さんがいます。責任感強いので他人の意見はあまり聞きません。自分の意見と違えば、相手が誰であれ、話していようがお構いなしに自説を展開し始めます。私よりも身体も大きく声も大きいので、結果として高圧的に言われている感じがします。
先日の朝の打合せでは思ったとおり進捗していなかった業務について確認して、善後策を展開していたところ、私が話しているところに被せるようにして自論を展開し始めたので、さすがにムカッときて
「私が話しているので最後まで聞いてくださいっ。」
と一喝してしまいました。
その後はご想像のとおり、気まずい雰囲気がグループ内に漂ってしまいました。
 

私の対応(Reflective question 自分の中で起こった感情は?)

年上部下さんに私自身の言動をインターセプトされ、私の中では「許せない」、「相手は間違っている」、「力で制圧しなければならない」という感情から起こった反応でした。
結果、私の自論を言い放っただけで、それよって起こった結果は気まずい雰囲気であり、誰も必要としていないゴールでした。
もちろん私も「しまった!」と誰よりも気まずくなりました。
 

学んだこと、超一流との違い(Inpressive quetion この経験からどんなことを学んだか?)

 

f:id:neoleader:20191104060233j:plain

f:id:neoleader:20191104061959j:plain

拡大部分です(マーカーが汚くてすみません)
モヤモヤを抱えて帰宅した夜、この記事を読みました。
ラグビーW杯のニュージーランドVS.イングランド戦で冒頭のNZのハカをイングランドチームが取り巻いた受けて立ったところ、その行為に対して罰金がくだされた、というできごとです。
私はその後、この罰金事件について質問を受けたニュージーランドウエールズの監督の発言に特に目を引きました。
一言でいうと、
ジョークとユーモアでかわす
ということです。
これこそが、超一流の人ができることなのか!と印象に残りました。
リーダーシップ開発について学ぶ中で、この本の中で
「ダンスフロアからバルコニーへ上がる」と言う話が出てきました。
 

最難関のリーダーシップ ― 変革をやり遂げる意志とスキル

ダンスフロアとバルコニーを往復する
 
これは日本語で言うところの「鷹の目虫の目」です。
ダンスホールでダンスに参加している人により楽しんでもらうためには、バルコニーに立ってダンスホール全体を見回し、盛り上がっていないところを見け付けて、フロアに駆け下りてそこに自分が入り、しらけている場を盛り上げる。
そして、バルコニーに急いで戻り、全体を見回す。そしてまた、おかしなところがあればまたダンスフロアに下りる、という往復作業を繰り返すのがリーダーシップと書かれています。
「ジョークとユーモアでかわす」という行為は、まさにバルコニーに立って全体を見回わせているからこそ、できる技なのではないでしょうか。
ここが超一流と修行中の違うな、と痛感したところでした。
そもそもその前に比べるなってところですけど・・・

 

f:id:neoleader:20191104070121j:plain

私が取るべき次の行動(Dicisional question 学んだことをとおして次にどうするのか?)

では、私が0.1mmでも超一流に近づくにはどうしたらいいか。
冒頭の私の一喝事件のような、感情が大きく引っ張られるようなできごとが起こった時はまずバルコニーに上がる。
そしてダンスパーティの趣旨(今起きていることの本来の目的)を確認し、それからずれたことが起きていれば、フロアに駆け下りてそこに介入する、という意識をとにかく持つ訓練あるのみ、と思っています。
まずは、感情が大きく引っ張られたら,急いでバルコニーへ上がる、と言う意識を持ちたいと思いました。